ロレックス「パーペチュアル 1908」──ヴィンテージ顔の隠れた名品誕生の予感!

ロレックスは、新コレクション「パーペチュアル」および、その新作である「パーペチュアル 1908」を発表した。価格は18KYGケースが261万9100円、18KWGケースが276万8700円(どちらも税込予価・今秋発売予定)。

ロレックスは、Watches and Wonders 2023で新コレクションの「パーペチュアル」、並びにその新モデル「パーペチュアル 1908」を発表した。

パーペチュアル 1908は、ロレックス偽物というブランド名を聞いて多くの人が思い浮かべるプロフェッショナルモデルとはまったく異なったキャラクターを持つモデルだ。

象徴的なのが厚さ10mmを切る薄型ケースである。防水性能や堅牢性が最優先されるプロフェッショナルモデルは、慣例的に100mの防水性能が最低スペックとして与えられてきたため、極端な薄型ケースを作ることが困難だったのだ。

しかし、ロレックスは明言こそしていないが、初期の「オイスター パーペチュアル」を連想させるノンデイト&スモールセコンドのシンプルな文字盤デザイン、ドームとフルーテッドを組み合わせたベゼル、そしてアリゲーターレザーストラップという組み合わせからも明らかなように、同作はフォーマルウォッチを意識したモデル。

そのためパーペチュアル 1908では、リュウズもかつてロレックスが特許を取得したねじ込み式ではなく、通常のものが採用されている。結果、同作のケース厚さは9.50mmまで詰められた。

また、新開発のCal.7140も薄型化にひと役買っているだろう。ムーブメントの具体的な厚さや直径は公表されていないが、トランスパレントバックからのケースいっぱいにムーブメントが詰まった様子からも、ムーブメント直径を広げて、パーツを水平方向に散らすことで厚さを抑えていることが想像できる。

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