ロレックス サブマリーナ 16800 ミリタリーの中にスマートさが混在。 優秀な普段使いヴィンテージ
仕様:ステンレススチールケース&ブレスレット、自社製クロノグラフムーブメントエルCal.3035(パワーリザーブ約48時間)、サファイアクリスタル風防、防水性:300m防水、マットブラック文字盤(日付表示、トリチウム夜光塗料インデックス&針)、
サイズ:ケース横40.0mm、厚み約12.0mm
生産終了品
前回よりインプレしておりますロレックス サブマリーナ16800ですが、今回はいよいよ使ってみた感触です。
お顔は上の画像を見ていただければおわかりのように、バリバリのヴィンテージです。
文字盤はマットブラックなのですが、真っ黒ではなく「ブラウン・グレー」のような感じですね。
濃いめのカーキーとも呼べるような色で、ミリタリー感が強い文字盤です。
こうやって見てみると、白いインデックスの上にトリチウムを載せたのがよくわかりますね。
下地の白いインデックスがわずかに見えて、その上のトリチウムが少し黄色く焼けています。
針も少し劣化していますね。
インデックスはフチなしの中でもごく初期の少し大きめである「マキシ」と呼ばれるタイプです。
(出典元:WatchBlog.dk)
この16800の一つ前の世代である1680は風防が煙突のように上にせり上がったプラスチック風防。
風防の側面が大きく上にせり上がり、しかもプラスチックにはサファイアクリスタルほどの透明度がないものですから、視覚的にも風防のせり上がりがまるで文字盤を縁取っているかのように感じることができます。
それに対してこの16800はサファイアクリスタルの硬度、そして時計ケース本体のケーシング技術の発達ゆえか、風防がそれほど上にせり上がっておらず、しかもサファイアクリスタルの透明感もあり、シェイプ的には現代的なスマートさを感じるんですね。
最近のミリタリーブームで復刻した現行モデルのような色合いを感じることができる・・・それでいて1980年代のものなので、30年以上前・・・。
ヴィンテージと名乗るにはいささか若い気がしますが、それでも月日の積み重ねを感じさせる時計でもあります。
シェイプ的なアウトラインは現行の1世代前の5桁16610であり、それでも顔はヴィンテージ4桁の1680・・・
ヴィンテージ感と共存する現行モデルのようなシャープさはなぜかIWCにも通ずるような気がして、5513が来なければもうちょっと持っててもよかったかなあ・・・という気もします。
腕に載せてみると、これがまた本当に引き締まる!!
5桁16610のシルバーフレームが付いたインデックスのキラキラ感もいいですが、余計な装飾がない分、ブラックの精悍さが際立ちますね。
まさに無骨なサブマリーナ!!