2020年 アンティークロレックス(ヴィンテージ) 人気売れ筋ランキング top3

時計好きなら一度は覗くアンティークロレックスの世界。今ではヴィンテージという呼び方も一般的ですね。

世界的なオークションハウスで高値取引される個体も多く、中には億超えの値段がつくものも・・・!

こんな背景から、購入が難しそうと思う方が多いかもしれません。

しかしながら近年ではファッション業界全体がクラシック回帰に動いており、年々アンティーク市場が広がっています。そのためある程度体系化されてもいて、どのモデルがどんなストーリーを持っているか、どんな性能を保っているか、どのような一本を選べばいいかがわかりやすくなってまいりました。

中には「初めてのロレックス」にうってつけの、抜群の実用性×低価格帯のものもよく出回っています。

とは言えロレックスは徹底した秘密主義であることも相まって、他ブランドと比べてもシリーズや仕様が多岐に渡り、把握しづらいことは事実。

結局「どれがいいのか・・・」と躊躇してしまうケースもあるでしょう。

そこでこの記事では、東京 銀座に店を構える高級時計専門店GINZA RASINの2019年の売上データを基に、人気のアンティーク(ヴィンテージ)ロレックスTOP10をランキング形式でまとめてみました!

今後のさらなる値上がりに期待して希少種に手を出すもよし。思いっきりエイジングされた味わい深い一本を選ぶもよし。

自分だけのアンティークロレックスを見つける一助として頂ければ幸いです。

2020年アンティークロレックス 人気売れ筋ランキング3位 オイスターデイト プレシジョン 6694
オイスターデイト プレシジョン 6694
アンティークロレックス オイスタープレシジョン 6694
素材:ステンレススティール
ケースサイズ:直径34mm
ムーブメント:手巻きCal.1210、またはCal.1215/1225
防水性:50m(当時)
製造期間:1950年代後半~1970年代頃

いよいよ第3位の発表です!
第3位は、ロレックスの定番かつロングセラーのデザインコードを持ちながら、今は無き手巻きムーブメントを搭載した「オイスターデイト プレシジョン」です!

「プレシジョン」とは正確な、という意味を持つ英語です。1950年代後半~70年代あたりで製造されていたモデルとなります。

ロレックスは「パーペチュアル」の名前でも知られる通り、現行のほとんどが自動巻きです。しかしながら、時計の機構というのはもともとは手巻きから始まりました。自動巻きは、ローターを手巻きにモジュール的に組み込んだ仕様となります。

そのためロレックスでも1950年代は手巻きを中心に生産しており、その当時のデイトナ6264/6263などはご存知億クラスの希少種となっていますね。

しかしながら、オイスターデイト プレシジョンであれば、スポーツモデルではない、ということも相まってか非常にリーズナブル。コンディションにもよりますが、だいたい20万円台後半~30万円台後半で出回っております。近年のロレックスの高騰を鑑みると、かなり安価と言えます。

なお、手巻きはローターがない分、ムーブメントのパーツが少なく、故障に強いとも言われているので、アンティーク入門機としてはうってつけです。
ちなみに当手巻きのCal.1200番台のムーブメントはよく出回っていたので、前項でもご紹介したメンテナンスの受けやすさは抜群です。もちろん信頼性にも定評があるので、ビジネスユースにも良いでしょう。
ケースサイズ34mmというサイズ感が、またアンティークらしいですね。

なお、デイトジャスト同様にオイスターデイト プレシジョンも文字盤デザインが多彩ですが、ミラーダイアルなどは通常モデルと比べると相場が上がります。

2020年アンティークロレックス 人気売れ筋ランキング2位 サブマリーナ 5513
サブマリーナ 5513
アンティークロレックス サブマリーナ 5513
素材:ステンレススティール
ケースサイズ:直径40mm
ムーブメント:自動巻きCal.1520・1530
防水性:200m(当時)
製造期間:1962年~1990年

いよいよ第2位の発表です!それは、サブマリーナ 5513です!!

ちなみに売上高ではナンバーワン。また、前述の通りサブマリーナ自体がまだアンティーク・ヴィンテージロレックスがここまで人気でなかった時代から、確かな存在感を放っていたことを考えると、アンティーク時計の永世定番と言っても過言ではありません。

しかしながら、5513はデイトナ並みの著しい稀少性を持つかと言うとそうではありません。1962年~1990年と非常に長きに渡って製造されたロレックス屈指のロングセラー。サブマリーナ自体はファーストモデルが1953年に誕生していましたが、リューズガードを搭載させ、200m防水&トリプロック仕様&両方向回転ベゼルなど現行のサブマリーナに受け継がれるDNAの始祖となったのが5512、そしてそのディフュージョンモデルとして生み出されたのが5513です。

30年間にわたる製造期間の中で、多くのファンを虜にしてきました。

ちなみにジェームズ・ボンドでお馴染みの映画『007』では、主役を演じたロジャー・ムーアさんが作中で5513を着用しました。

さらに、5513は派生モデルも多く、シードゥエラーの原型とも言われる5514などはコメックスと共同開発されており、ヘリウム・エスケープバルブを搭載するなどロレックスファンにはたまらないエピソードがそこかしこに詰まっていることも魅力です。

ムーブメントは一度変わっており、初期モデルはCal.1520が。そして1957年以降は順次Cal.1530へと変わっていきました。

なお、仕様変更も本当に多いアンティークロレックスのうちの一つです。仕様によって当然相場も変わっており、先程ご紹介したGMTマスターを凌ぐ難しさかもしれません。

サブマリーナ 5513 相場・レア仕様について
特にこだわりがなければ、仕様の違いはそこまで気にしなくても良いでしょう。通常モデルの相場は90万円程度~となっており、新しいものほどコンディションが良好なものが多くなります(もっとも、1990年前後に製造された個体をアンティーク・ヴィンテージと呼んでいいのかどうか、議論はありますが・・・)。

しかしながらことレア仕様となると、一言では語り切れません。

最もポピュラーなものは、前期型にあたるインデックスのフチなしと後期型のフチありでしょう。

2020年アンティークロレックス 人気売れ筋ランキング1位 デイトジャスト 1601
デイトジャスト 1601
アンティークロレックス 1601
素材:ステンレススティール×ゴールド(ロレゾール)
ケースサイズ:直径40mm
ムーブメント:自動巻きCal.1565または1575(1975年~)
防水性:100m(当時)
製造期間:1959年頃~1977年頃

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GINZA RASINで最も売れてるアンティーク(ヴィンテージ)ロレックス、第一位はデイトジャスト 1601です!

先程第4位で第四世代にあたる16014をご紹介しましたが、1600番台は第三世代に当たります。

そのためプラスチック風防、ムーブメントは1500番台にあたるCal.1565または1575と、アンティークらしさではこちらに軍配が上がりますね。ちなみにCal.1565と1575の大きな違いは振動数であり、前者はは18,000/時、後者は19,800/時となります。

デイトジャストにステンレススティール素材が使われ始めたのは第二世代から。そのためドレスウォッチでありながらもデイリーユースに適した実用時計として重宝されるようにもなり、身近なロレックスといった立ち位置を獲得していきました。

デイトナやサブマリーナが有名ですが、最も所有率の高いロレックスはデイトジャストです(もちろんメンズ・レディースでラインナップされている、という要素が大きいのですが)。

歴代デイトジャストの全てに言えることですが、1601もまたデザインバリエーションが豊富。

そのため安定して流通しており、相場も35万円程度~と非常に良心的。イエローゴールドとのロレゾールであっても40万円台~、レザーベルトタイプであればさらにお安くお求めいただけるでしょう。

とは言えどこでも買えるということは、メンテナンスノウハウのないショップでも販売されている、ということ。繰り返しになりますが、アンティークロレックスは信頼できるスーパーコピー時計専門店で購入されることをお勧めいたします。